Japan Quality Pearl タグについて。

Japan Quality Pearlタグ検定の説明

御木本幸吉ら先駆者による養殖真珠の世界への普及を契機に日本は一世紀にわたり世界の真珠生産と流通の中心として業界をリードしてきました。

近年、白蝶(南洋)真珠や黒蝶真珠の台頭と共に養殖場および取引の場は地球的規模に進展・拡大し、多様な品種・品質の真珠が市場に出回っていますが、顧客に上質な真珠を供給することこそ日本の真珠産業に課せられた責務であります。

この時にあたり日本真珠業界は積年の伝統と経験に基づき、全ての海産真珠について信頼される品質の証としてジャパン・ブランドを確立し、日本が世界の真珠取引の処点となるべく様々の方策を押し進めています。

日本真珠輸出組合はこの目的達成のため、自発的品質検査によって、海外の顧客に推奨するに足る上級品質を定め、Japan Pearl Quality の新基準ラベルを付することにしました。

今回の新基準ラベルは、日本から輸出される海産真珠のうち、日本真珠輸出組合が自信を持って推奨し、顧客の信望を勝ちうる日本品質の証として、巻き、照り、色目、連相が良く、傷が少ない、優れた製品全般に対する表示です。

尚、既存の輸出用検査によるブルータグは、日本で製品化された真珠製品として最低品質基準以上の証であり、新基準ラベルの適用されていない商品でも、日本製真珠として決して品質が劣るものではありません。

このJapan Pearl Quality の新基準ラベルは日本国外のみ有効とする。

新基準ラベルを付けた商品が日本に国内に戻ってきて、商品を国内で使用する場合はラベルを外し使用しなければなければならない。

尚この検定は日本真珠輸出組合員のみ受けることができる。

Japan Quality Pearl Label」に至る歴史

昭和27630日 国営の真珠輸出検査制度開始

「真珠養殖事業法」に基づき、国営検査が水産庁真珠検査所に於いて実施されるようになった。国による真珠の検査の目的は、同法案提出時の国会審議の場に於いて次のように述べられている。「宝石として日本の真珠の品質を保持するため、国立の真珠検査所で検査を行う。この検査は、他の物資のごとく特等品、一等品、二等品というように数段階に分けてこれを検査するというのではありません。この検査の目的は粗悪品を出さないという段階にありまして、検査の等級と致しましては輸出可能なもの、これ以下の物は輸出してはならんというような、合格、不合格というような・・・(以下略)」

HL検定とも呼ばれる二段階の検定検査であった。

鑑定は二名以上で行い、品質の良否に重点をおいて、価格については鑑定の対象としなかった。

平成111月 輸出組合による民営検査(輸出真珠品質検定制度)が始まる。

規制緩和の国家方針のもと、真珠養殖事業法は廃止された。 そして国営検査制度など真珠の輸出に関する公的規制の全てが同時に廃止された。

しかし、真珠生産の国際化が進み、世界市場における販売競争も激化する中で、生産国消費国を問わず品質維持による差別化の必要性が強く求められ、国際的集散地の役目を果たす我が国から輸出される真珠の品質維持策が重要性を帯びてきたこともあり、日本真珠輸出組合が新しい品質検定制度の創設を決めた。 


対象真珠は全ての品種とし、検査基準としては、国営検査の検査基準を基本に制定された「日本養殖真珠規格」を基にしている。また同規格は、耐久性を重視する観点から薄巻きと加工きずを中心に構成されている。この「真珠規格」は社団法人日本真珠振興会の「真珠スタンダード」にも明記されている。


平成227月 「Japan Quality Pearl」タグを導入する。

アジアマーケットを中心に、ジャパンブランドへの認識が高まってきている今こそ、日本品質を前面に押し出していく必要性があると考え、海外顧客から信頼される品質の証としての表示を、「Japan Quality Pearl」として、輸出商品に付ける試みを開始する。

基本的には輸出組合による輸出真珠品質検定制度をベースとして、「日本養殖真珠規格」を活用して検定を行う。 

また「Japn Quality Pearl 検定制度業務要綱」を制定し、それに則って実務を行う。